1898年、中南米の植民地を巡ってスペインとアメリカ合衆国が戦争を始めました。この戦争の延長でフィリピンでも米西戦争を展開し、勝利したアメリカはスペインに代わってフィリピンを領有しました。 アメリカの支配を承認しないアギナルドら革命政府は、1899年1月23日にマロロス憲法を交付しフィリピン共和国を誕生させました。
翌年、フィリピンとアメリカは戦争をして、敗れたフィリピンはアメリカの植民地になりました。
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McKinley大統領(1899):「フィリピンをスペインに返すわけにはいかない。それは臆病で不名誉なことだ。それを東洋における商業上のライバルであるフランスやドイツに渡すわけにもいかない。フィリピン人自身に任すわけにもいかない。彼らは自治に不向きで、すぐに無秩序とスペイン時代以上の混乱を招来すであろう。私達が取り得る唯一の道は、フィリピン全諸島を領有し、フィリピン人を教育し、彼らの生活を向上させ、文明化しキリスト教化して、神の栄光によって私達が成し得る最善のことをして、キリストもまたそのために死んだ所の同胞として扱おうと考える。」