1872年、人種差別に反対していた3人のフィリピン人神父(マリアノ・ゴメス、ホセ・ブルゴス、ハシント・サモラ)が銃殺処刑されたことをきっかけに、ホセ・リサールを中心にした独立運動が燃え上がりました。

敬愛の祖国よ、わが苦悩の中の苦悩よ。
愛するフィリピナス、最後の別れを聞いてほしい。
おまえにみなを託そう、両親も、愛する人々も。
わたしは行くのだ。
奴隷も刑吏も抑圧者もないところへ、
信仰が人を殺さぬところへ、
神の統べられるところへ。

ホセ・リサールは1896年12月、反逆者として銃殺処刑されました。 NEXT PAGE